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導入事例

保護者の信頼感UPと連携強化が実現!名進研が叶えた“心の通う”個別指導DXの形

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名進研ホールディングス株式会社 個別指導部

業態
学習塾(個別)
対象
小学生~高校生
生徒数
100-500人
導入成果
    生徒や保護者とコミュニケーションの強化 講師・社員の残業削減 情報共有の促進 データ活用の促進
導入前の課題
保護者とのやり取りは、電話や紙が中心。保護者からの連絡を受けた人が教室内で共有するようにしていたが、伝達漏れやタイムラグが発生していた。
個別指導部を新たに立ち上げるのに際し、複数ツールを併用するとコストや工数が増えることが懸念だった。
導入後の変化
指導報告書を通じて、保護者の安心感と信頼感が向上。指導報告書を起点に、保護者の声や相談が届くようになり、小さなSOSも早期に把握できるようになった。
指導報告書は講師が生徒の状況を把握しやすくすることにも役立ち、指導の質も向上。
保護者のComiruログイン率を指標に退塾予兆の察知、適切なフォローができるようになった。

名進研ホールディングス株式会社
進学塾「名進研」を運営し、中学・高校受験指導、能力開発事業、学童保育、歯科医師国家試験予備校を展開する総合教育企業
生徒数:約7,000名

▼教室紹介
私立中学受験専門個別「EXCEL1」では、一人ひとりの学習状況や目標を集団指導と共有して「できる」まで丁寧に指導を行い、志望校合格をサポート。私立中高一貫校専門個別「PRIVATE1」では、学校の進度や定期テスト対策等のサポートを行い、個々にあった学習方法を支援。

▼岩田 龍典 さま紹介

入社後、校舎で理系科目を担当しながら理科の教科スタッフ(副責任者)を兼任。その後、本部で理科の教科チーフとして指導システム改訂や教師育成に従事。個別指導部門の立ち上げに関わり、現在は個別指導部責任者を務める。

▼谷口 智紀 さま紹介

新卒で入社し、岩田氏のもとで研修を受ける。各校舎で理系科目を担当しながら、理科の教科スタッフとして長年従事。岩田氏とともに個別指導部門の立ち上げに携わり、現在は岐阜エリアの管理者として活躍。自身も名進研の卒業生。

「連絡したのに伝わっていない」保護者からの連絡の共有漏れやタイムラグが課題に

岩田様(以下敬称略):もともと集団指導が中心でしたが、7年ほど前に新たに個別指導部を立ち上げることになりました。完全に手探りのスタートでした。まずは授業コマの配置を効率化できるデジタルツールを探すところから始めたのですが、入退室や指導報告、お知らせ配信など、保護者とのコミュニケーション手段も必要だと強く感じました。

谷口様(以下敬称略):当時、集団指導では、保護者とのやり取りも電話や紙が中心だったのですが課題が多かったです。こちらから伝えたいことがある場合も、なかなか保護者とつながらない。保護者からの欠席連絡などでは、共有漏れやタイムラグが発生し、「連絡したのに伝わっていない」と不満を抱かせてしまうこともありました。個別指導を立ち上げるのに際し、こういったことはなくさなければと思っていました。

岩田:コマ組みに加えて、保護者とのやり取りや入退室などもツールを活用して解決したい。でも、複数ツールを使い分けるとコストや工数がかかる。そんなジレンマに悩みながら、デジタル化のシステムを探しました。

コストを抑えて効率化できる!導入の決め手は、塾運営に必要な機能が揃うオールインワンの利便性

岩田:いくつかのツールを比較しましたが、Comiruは、オールインワンで塾運営に必要な多くの機能がカバーできる点が魅力でした。画面が分かりやすく、操作性が良いのも気に入りました。

入退室やコミュニケーション、欠席振替などをそれぞれ別の複数のシステムで管理すれば、それだけコストも手間も増え、ミスが起きるリスクも高まります。Comiruなら1つにまとまっているので、コスト面でも管理面でも安心だと感じました。

導入を検討した当時は、Comiru自体もまだ大きなサービスではなく、社内では「本当に大丈夫なのか」「費用対効果はあるのか」という懸念の声もありました。それでも将来的に教室運営のさまざまな業務をシステム化できる可能性を感じ、「これでいきたい」と提案しました。オールインワンのためコストを抑えられること、機能追加やサービス拡充の将来性もあること、実際にどんどん機能拡充されていることなどを説明し、了承を得ました。

「授業の様子がよくわかる」保護者からの信頼感が増し、関係性も良好に

岩田:Comiru導入によって一番大きく変わったのは、保護者との関係性です。Comiruで作成・送信する「指導報告書」で授業の様子がしっかり伝わるようになり、保護者の安心感が増し信頼も深まりました。

「授業の様子がよくわかる」とのお声をいただくことも増え、塾と保護者の連携関係が強まったと感じています。わざわざ電話や面談をしなくても、「ありがとうございます。ところで今うちではこんなことで困っていて…」といった声が届くようになりました。自然と保護者との連携が進んでいますね。

谷口:こうしたやり取りが生まれることで、小さなSOSにも早く気づけるようになり、次の授業にすぐ反映できるのは大きな効果です。

岩田:スマホやアプリ経由で時間にとらわれずやり取りできるので、保護者の通勤前や朝の通勤中に連絡をいただくことも多いです。保護者の利便性も増したと感じますね。

また、チャット機能のため、保護者からのメッセージがいい意味でフランクにもなりました。私たちはさすがにそこまで砕けた対応はできませんが(笑)、結果的に保護者との距離感が近づいたと思います。

谷口:個別指導では、授業内容がどうしてもブラックボックスになりがちですが、Comiruの「指導報告書」を活用すれば改善できます。フォーマットを決め、講師が入力し、私たちがチェック。必要に応じて講師に確認や修正を行い、翌日には保護者に送信する運用を徹底しています。

また、講師ははじめて受け持つ生徒であっても、授業の前にこれまでの指導報告書に目を通せば、生徒への理解も進みます。その結果、授業や指導の質も向上していると感じています。

退塾予兆の察知とフォローにも効果的

岩田:Comiruは退塾の予兆があり、フォローが必要な生徒・保護者に気づくことにも役立っています。保護者のComiruログイン率は、塾と保護者との接点を示す一つの指標になります。ログインが減っている場合は、疎遠になりつつある兆しと捉え、早めにフォローするようにしています。

電話や紙に頼っていた時代には見えなかった「データでの気づき」が得られるのも大きな強みですね。

「導入したけど活用されない」を防ぐには、強いスタンスを示すことが大切

岩田:個別指導立ち上げのときから「オールデジタルにしたい」とこだわってやってきて良かったと感じています。お知らせ1つとっても、これまでは紙で作成し、郵送し、到着確認していたところ、pdfを作成し一斉配信するだけ。封入の手間も郵送のコストもかかりません。未読・既読もわかるので、フォローすべきところも明確です。

とはいえ、システムを導入するだけではデジタル化は進みません。しっかり活用されることが大切です。そのため、保護者にも、講師にも「Comiru登録は必須。全ての案内はComiruから送ります」と徹底しました。もちろん、登録方法や使い方がわからない方へのフォローは行いましたが、Comiru以外で進めることはしませんでした。

Comiruは生徒・保護者、講師の誰にとってもメリットが大きいと確信していたからこそ、それを伝え、利用を徹底したのです。デジタル化を推し進めるには、ある程度強いスタンスを示すことも必要だと思います。

導入後も手厚い伴走体制で心強い

岩田:導入後もCS担当の方にしっかりサポートいただいていて助かっています。定期的に定例会を開いていただけるので、新しい機能の使い方をその場で相談できるのは本当にありがたいですね。こちらからの要望は無理難題が多いのですが(笑)、細かい部分でも改善されて「使いやすくなった」と実感することが多いです。

谷口:私は途中から定例会に参加するようになったのですが、驚いたのは「うちの規模でもこんなに丁寧にサポートしてくれるんだ」という点です。大規模な塾への対応も増えている中で、遠方にいる私たちにもしっかり時間を割いていただけるのは心強いですね。契約して終わりではなく、導入後も継続的にフォローしていただけるので安心感があります。

岩田:Comiruを導入してから、保護者との信頼関係が深まり、運営の効率化も実現しました。これからもデジタルを活用しながら、保護者との連携をさらに強固にしていきたいと思います。ただ効率化するだけでなく、血の通った運営を続けることで、生徒や保護者にとって本当に安心できる学びの場を作っていきたいですね。

(編集後記)
約70名の講師も含め、個別指導の教室でComiruを活用してくださっている名進研様。Comiruを活用して、保護者と塾のタッグ強化や、講師の生徒把握や授業力向上、退塾の兆候を察知してのフォローなど、さまざまな付加価値を生み出されているのが印象的でした。私たちもお話を伺いながら「こんな使い方もできるかも」「こんな機能もあるといいかも」と刺激を受けることの多い時間でした。

お客様プロフィール

スクール名:名進研ホールディングス株式会社 個別指導部

役職&氏名:個別指導部責任者 岩田 龍典氏

本社/教室所在地:愛知県名古屋市